
2018年11月9日より、全国504の金融機関で24時間365日の即時振込を可能にするモアタイムシステムの運用が始まりました。
従来、銀行の振込は平日15時の窓口営業時間内のみの対応でした。
ネットバンクやゆうちょ銀行は24時間送金サービスに対応していましたが、夜間の振込が反映されるのは同じ金融機関同士に限定されるのがネックでした。
また、これまでクレジットカード現金化業者は銀行窓口時間外でも現金化の対応をするために、複数のネットバンクを利用していました。
さらに、ユーザーの希望する金融機関から振り込みを行う必要があり、これがフットワークを下げる原因にもなっていました。
しかし今後は、モアタイムシステムに参加している金融機関の口座を持っていれば、業者を問わず24時間365日の即時入金が可能になります。
クレジットカード現金化業界に与える影響
モアタイムシステムの導入によって、クレジットカード現金化は今までよりもさらに便利になると予想されます。
例えば、
- 時間外利用時に取り扱い金融機関で業者選定する必要がなくなる
- 夜間や早朝に対応する業者が増える
- 新参業者が増える
と言ったように、業者にとっても利用者にとっても良い事尽くめです。
また、現在は24時間対応の業者は数えるほどしか存在しませんでしたが、時間外利用の需要が高まれば24時間対応する業者も今後増えるでしょう。
しかし一方、業者の参入するハードルが下がるため、新参業者が増えて優良店の見極めが難しくなることも懸念されます。
サービスで比較出来るように

これまでは、夜間や土日にクレジットカード現金化をするには対応金融機関を確認して選ぶ必要がありましたが、今後は換金率・スピード・オペレーターの対応力などサービスの本質で業者を比較できるようになるでしょう。
低額利用時の換金率が高まるなど、競争激化によって業界全体で現金化する条件が優遇される可能性もあります。
24時間対応業者の増加

24時間対応業者が増えるのは喜ばしいことですが、オペレーターを常駐させていないのに24時間対応を明記する業者が増える可能性があります。
深夜に現金化しようとして問い合わせても返答が得られず、複数社に問い合わせをする手間が増えることになるかもしれません。
結果、従来から24時間対応を得意にしてきた実績ある業者に人気が集中することが考えられます。
また、モアタイムシステムが導入されることにより、債権者に「振込は翌営業日までできない」といった言い訳が通用しづらくなることも考えられます。
土日や夜間でも支払い猶予を持ってもらえないケースが増えて、クレジットカード現金化の需要はさらに高まるかもしれません。
新参業者が増える

今までは、複数のネットバンクに対応していることがクレジットカード現金化業者を選ぶ条件の一つでした。
振込先の口座開設には厳しい審査があるため、金融機関を複数用意するには相応の資金力や実態・実績が必要になります。
しかしモアタイムシステムの導入によって、クレジットカード現金化業者は一つの金融機関で現金化の対応ができるようになるため、開業の敷居は確実に低くなるでしょう。
その結果、モアタイム導入前は参入できなかった弱小業者が参入するようになり、業者全般の質の低下する可能性や、悪徳業者が増える可能性は十分に考えられます。