
クレジットカードの新規発行や限度額設定の審査は、人の手によって行われるのが一般的です。
しかし人が行う審査の場合、表面的な数字のみを追いかけてしまったり、感情に左右されて公正性を欠いてしまったりすることも珍しくありません。
そのため近年では、「人工知能(AI)」によるスコアリングやランク付けを行うことで、公正かつ客観的にその人が持つ潜在的な能力までをも見抜く「AI審査」が注目を集めています。
当ページでは“AIによる審査がどのような影響を及ぼすのか”について解説していきます。
AI審査は甘い?
AI審査には、人の審査とは違って「見た目」「言動」といった要素は審査されないという特徴があります。
人が介入する以上、少ながらず心情や好みが影響してしまいますが、機械であればそのような心配がありません。
なお、AIの場合は予め決められた質問を用いて、その人の性格や今後の人生設計までをも読み解こうとします。
AI審査は、年収よりも「その人がしっかりと返済してくるのか?」といった人間性や性格を重視する傾向にあるためです。
【人の審査】如何にリスクを減らすかを重視(年収・勤務先等)
【AI審査】年収よりもその人の性格・将来設計を重視
これをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかはその人次第ではありますが、AIの方が審査は通りやすいと考えられます。
年収等を誤魔化すことはできませんが、予め決められた質問なのであれば対策を立てやすいでしょう。